TCP/IPとは…「Transmission Control Protocol/Inertrnet
Protocol」の略です。
「Transmission Control Protocol」…「伝送制御の通信規定」とでも言ったらいいのでしょうか…
TCPには数多く存在しますが、
この中で「インターネットの通信規定(Internet
Protocol)」に関する機能をまとめたものがTCP/IPです。
(意訳し過ぎかもしれませんが…こういったものと思っていただければいいと思います)
実際にインターネット上で動いているサービスはこのTCP/IPを基礎として作られています。
Webサーバーの機能は「HTTP」という規定によって動いています。(HyperText
Transfer Protocol)
FTPサーバーは「FTP」というプロトコルによって、(File
Tranfer Protocol)
メールサーバーはSMTP(Simple Mail Tranfer
Protocol)によって、
メールをサーバーより取得するのはPOP…(Post
Office Protocol)
…他にも色々あります。
そしてこれらのサービスの動作を詳しく説明する場合、「ポート」という概念無しには語れません。
上で説明した様々なサービスの要求が実際にサーバーに来た場合、
サーバーはどのポートの要求であるかによって「どのサービスであるか」を判断します。
「IPアドレス」をマシンの住所と例えるのであれば、「ポート」はその中の部屋番号に対応しています。
例えば「HTTP」は「80」番ポート、「FTP」は[21」番ポートと言ったように、
RFCという規定によって細かく決められています。
実際にそのサーバーがWebサービスを動作させているのであれば、
Webサーバープログラムは80番ポートを常に監視しています。
そしてこの80番ポートへの要求があった場合、
それは「HTTP」の要求であると判断し、クライアントの要求に従ってHPデータを送信します。
単にユーザーとしてのみインターネットを使用しているのであれば、
ポートの事は意識して使用することはまずありません。
しかし、実際にサーバー管理者となった場合、
このポートの知識が必要になる場合があるという事も覚えておいて下さい。
こういったインターネットにおける様々な取り決めを決めているのが「TCP/IP」です。
余裕があれば、またもっと詳しく歴史とかも説明していきたいと思います…。
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